2020年12月22日火曜日

決め方を決める

 Management 3.0 Advent Calendar 2020 22日の記事になります。 思い立って突然投稿してみました。


前回Scrum Fest Sapporoの話を書きました。Scrum Fest Sapporoで私が話した内容のメインはDelegation Pokerを使った話でした。Delegation Pokerは、ある『意思決定領域』に対して、マネジメント側とチーム側のどちらが決めるか、そのレベルを決めるというものです。





そして、2020/12/16にTACO(Tokyo Agile Community)のイベントで、ステファンと寳田さんでManegement 3.0の新しいモジュール、"Teams" の話、そしてTeam Decision Matrix のワークショップを行いました。
Team Decision Matrixはチーム内での意思決定の仕方を決めるというものです。



いずれも『決め方を決める』という物です。
何かを決める前に決め方を決めなくちゃならんのかと思うと、やたら面倒な話に思えますが、どう決めるかってのは「モノによる」んですよね。実際会社でモノを買ったりするにも金額とかで決済の条件が決められていたりします。
皆さん実際どうしてますか? 例えばフレームワークやツールの選定とか、プロセスとか。チームが納得していない決定って効果的ですか? まさに「モノによる」じゃないかと思います。
  • マネージャーが決める
  • チームが決める
  • 有識者が決める
  • チーム全員で決める
  • 多数決で決める
  • なんでもいい
それぞれモノによって、その時のチームの状況によってどれを選択すべきか変わってきそうです。「これについてはこう決める」ということを決めておくのは、その決定に対する納得感のためには効果的かと思います。チームの状態は変化してゆくので、定期的に見直したりする必要はありそうです。私もDelegation Pokerを2回やりました。
なによりも、その対象についてメンバーがどう認識しているかをお互いに知ることができます。カードを出して、そのカードを選択した理由を表明することによって、対象をどう捉えているかの違いもわかります。そしてそこからその対象をどう捉えるべきかという議論ができます。こういうプロセスを経て、決め方が決まるのがとてもチームにとっていい影響、効果があります。


「納得感のない決定は効果的か?」というのは、Lean Change Managementの研修から引用した物です。次回そういう話を書こうかな。

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